しゅばいん・げはぷと

こんにちは……(全てネタバレ)

シュティルナー

高橋ヨシキさんについて

今、シュティルナーの『唯一者とその所有』の原書読みをまた再開した。といって、ケストナーの“Der 35. Mai”が届くまでの短い期間だが(間違えて変な業者に頼んだせいでなかなか届かない)。ともあれ、『唯一者〜』は電子書籍で読んでいるのだが、そのkindle…

そもそもよく生きるべきなのか、それが重要だ

永井均がいつか呟いていたシュティルナーの『唯一者とその所有』を引き続きドイツ語で読んでいる。第一部のⅡの2のⅰ(日本語訳にしてわずか40ページほど……! ドイツ語版は電子書籍なのでページ数的にはよくわからない、というか言っても意味がないが、全体…

『影をなくした男』

シャミソーの『影をなくした男』を読んだ。 影をなくした男 (岩波文庫) 作者: シャミッソー,Adelbert von Chamisso,池内紀 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1985/03/18 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 18回 この商品を含むブログ (28件) を見る もと…

抜粋1

シュティルナーの『唯一者とその所有』からの好きなところ抜粋(拙訳)。 事物の裏側で自身を見つけたように、もっと言えば自身を精神とみなしたように、私は後々には思想の裏側にも私を発見する、すなわち自らを思想の創造者・所有者とみなす。精神的な時期…

青年から大人へ

マックス・スティルナーによれば(今ちゃんと『唯一者とその所有』を確認しいたわけではないので心許ないが)、青年から大人への移行はエゴイストになることである。青年は自分を精神とみなしているが、精神含め全ては「私」がなければそもそも存在しないで…